パートの確定申告のやり方(スマホ・e-Tax)2026年版
最終更新日: 2026年9月13日
「確定申告が必要そう」と分かっても、次に迷うのが「実際どうやるか」だと思います。今はスマホとマイナンバーカードがあれば、税務署に行かなくても自宅で完結できます。準備するものから送信までの流れを順番に説明します。
この記事は2026年9月時点の一般的なやり方を整理したものです。制度・アプリの仕様は変わることがあるため、実際の操作は国税庁の案内にあわせて進めてください。「そもそも確定申告が必要かどうか」は確定申告は必要?の記事で解説しています。
まず準備するもの
- 源泉徴収票(全部の勤務先分): 掛け持ちしている場合は、すべての勤務先の分が必要です。
- マイナンバーカード: 現在はマイナンバーカード方式が基本です(ID・パスワード方式は2025年9月で新規発行が終了しています)。
- マイナンバーカード読み取り対応のスマートフォン: iPhoneは7以降、Androidは2016年以降に発売された機種の多くが対応しています。
- 還付金の振込先口座: 本人名義の口座番号がわかるもの。
- 医療費控除など、他に控除を使いたい場合はその証明書類: 医療費の領収書、社会保険料控除証明書など(該当する場合のみ)。
スマホでの確定申告、6つのステップ
ステップ1: マイナポータルアプリをインストールする
スマートフォンに「マイナポータル」アプリを事前にインストールしておきます。これがマイナンバーカードの読み取り・本人確認の窓口になります。
ステップ2: 国税庁「確定申告書等作成コーナー」にアクセスする
ブラウザで国税庁の確定申告書等作成コーナーを開きます。無料で利用でき、会員登録なども不要です。
ステップ3: マイナンバーカードでログイン(本人確認)する
案内に沿ってマイナンバーカードをスマホの背面などにかざし、券面の暗証番号を入力します。ここでつまずく方が多いポイントなので、事前に暗証番号を確認しておくと安心です。
ステップ4: 給与所得の情報を入力する
源泉徴収票を見ながら、勤務先ごとに支払金額・源泉徴収税額などを入力します。マイナポータル連携が済んでいる勤務先の場合は、情報が自動で反映されることもあります。掛け持ちしている方は、全部の勤務先の分を入力し忘れないようにしましょう。
ステップ5: 控除の入力・還付金額の確認
社会保険料控除、医療費控除など、該当する控除があれば入力します。入力が終わると、その場で還付される金額(または納付する金額)が自動計算されて画面に表示されます。
ステップ6: 送信して完了
内容を確認し、そのままe-Taxで送信すれば申告は完了です。還付がある場合は、通常2〜3週間程度で指定した口座に振り込まれます(時期や混雑状況によって前後します)。
つまずきやすいポイント
- 暗証番号を忘れている: マイナンバーカード交付時に設定した暗証番号(4桁の数字、英数字混在のものなど複数種類)が必要です。忘れた場合は市区町村窓口での再設定が必要になるため、早めに確認しておきましょう。
- 源泉徴収票が1社分しか手元にない: 掛け持ちしている場合、退職済みの勤務先からも源泉徴収票を取り寄せる必要があります。
- スマホがマイナンバーカードの読み取りに対応していない: 対応機種か事前に確認しておくと、当日慌てずに済みます。対応していない場合はパソコン+ICカードリーダーでの申告も可能です。
申告の時期
確定申告の期間は原則として翌年2月16日〜3月15日ごろです。ただし、還付を受けるためだけの「還付申告」であれば、対象の年の翌年1月から5年間いつでも提出できます。「今年は間に合わなかった」という場合も、慌てずに翌年以降に申告すれば還付を受けられます。
このサイトでの使い方
掛け持ちや在宅ワークで確定申告が必要になりそうな場合は、月ごとの見込み年収と勤務先の数をメモしておくと、確定申告のときに慌てずに済みます。トップページから条件に合う求人をまとめて探すこともできます。
正確な情報の確認先
アプリの操作方法や年ごとの変更点は、次でご確認ください。
- スマホ・マイナンバーカードでの確定申告のやり方 … 国税庁「スマホとマイナンバーカードでe-Tax」
- 確定申告書等作成コーナー … 国税庁の確定申告特設サイト
- マイナンバーカードの暗証番号の再設定 … お住まいの市区町村の窓口
- そもそも確定申告が必要かどうか … 扶養内パートに確定申告は必要?の記事